予想通り?湿度が下がって来たと同時に新型コロナウィルスの
感染者が急増して参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、この冬とくに重要なことになりそうな「加湿」の話しです。
冬のオフィス内はとても乾燥しがちで
真冬の湿度はなんと10%近くなることもあります。
女性ワーカーから良く湿度について相談されます。
「お肌がカサカサなんですけど、どうにかなりませんか?」
こちらとしては乾燥するのは自然現象ですし、あなたのお肌のことなんて
知りませんよと開き直りたいところですが、そうもいきません。
じつは、湿度10%というと砂漠よりも乾燥していることになります。
冬のオフィス以外にも、砂漠より乾燥している場所が
意外に身近な場所にあることを知ってますか?
答えは最後にお伝えします。
さて、オフィスの加湿についてですが。
最近のビルのエアコンや換気装置には加湿機能があり
水道から加湿装置へ給水され、フィルターを通過した空気が
加湿される仕組みが一般的です。
意外に知られていないことなので、ご自分のいるビルのエアコンに
加湿機能があるか、いちど確認することをおすすめします。
また、この加湿装置は室内のコントローラーにON-OFFがついている
場合がありますので、使用方法はビル管理会社へご確認下さい。
ちなみに建築物衛生法(ビル管法)で示されている湿度の基準は40%~70%です。
しかし、湿度40%以上を真冬に維持するのは、なかなか難しい話しです。
この冬はコロナ対策のため換気をしながら
暖房を使用しますので、さらに湿度を保つのが難しくなりそうです。
オフィスで加湿器を置いているのを見かけますが
なかなか効果は期待出来ないでしょう。
オフィスは石灰素材の内装材が多く使われているため
非常に吸湿されやすいのです。
会議室の間仕切りの中に石膏ボード
見上げた天井材は石灰が原料
おまけにビル全体はコンクリート
夏は良いのですが、冬は乾燥剤の中にいるようなもの。
お肌の弱い女性には辛い環境ですね。
ちなみに私のお肌はオヤジ脂で守られているので
乾燥というものをあまり感じません。。
オフィスで加湿器を使うなら、デスク上に小型のパーソナルタイプを
置くことをおすすめします。USB電源で使えるものもあり、
消費電力も少なく、何台で使用しても安心です。
超音波式加湿器は雑菌を一緒にまき散らすことが不安要素なので
個人的にはペットボトルを使用するタイプなんて
まめに水とタンクを交換できるので衛生的で良いかなと思っております。
加熱式の加湿器は衛生的ですが、消費電量が多く
コンセントに負担をかけるためオフィスには向いておりません。
加湿することはお肌に良いだけではありません。
喉や鼻の粘膜を守り、感染病の予防ができます。
また、湿度が高い方がウィルスを含んだ飛沫がフワフワと空気中を
浮遊することを防ぎます。
さて、砂漠より乾燥している場所とは、どこでしょうか。
答えは旅客機の中です。
湿度はなんと10%以下になるそうです。
機内に結露が発生して機体を腐食させないよう、除湿装置が働いているそうです。
CAさんの厚いお化粧の理由もそんなところなんでしょうか。。
この冬のオフィスは積極的な換気と加湿で新型コロナから
身を守りましょう!
あれ、在宅勤務中でしたか。。?失礼しました。
お役に立てますように!
伊藤